いよいよ色をのせる段階に入りました。とはいえ、子どもたちの水彩画のように、すぐにいろいろな色を塗り分けていくわけではありません。まずは影を描き込むところから始めます。この描き方は「グリザイユ画法」と呼ばれていて、光の当たり方で生まれる陰影を先に描いておく方法です。私は以前、水彩だけの技法だと思っていたのですが、調べてみると油彩やデジタルイラストにも広く使われていることが分かりました。(昨年度の解説もご覧ください。)
https://futana-e.esnet.ed.jp/plugin/blogs/show/15/24/2245#frame-24

子どもたちが扱う絵の具は同じ水彩絵の具ですが、不透明水彩絵の具ですので、明るい色や薄い色から始めて、最後に黒を使うのが一般的です。不透明水彩絵の具は重ねると下の色を隠してしまうため、そうした順番になるのだとか。(このあたりの説明は昨年度と同じです。)私が使っているのは透明水彩絵の具です。部分、不透明水彩を入れることもあります。
影の部分にはアイボリーブラックを使い、そこにプルシャンブルーを少し混ぜてみました。黒一色よりも深みが出て、いい雰囲気になります。この段階は下書きほどではないにしても時間がかかります。下書きと合わせると、やはり30~40時間くらいにはなるでしょう。でも、この工程をしっかりやっておけば、後の彩色はぐっと短く済みます。

今回は校舎の窓から描き進めることにしました。近くの窓は中の様子まで細かく描く必要があるので、まずは遠くの窓からスタートです。実際には、窓の中までこんなに見えるわけではないのですが、立体感や奥行きを出すために、うっすらと見える写真や、窓が開いているときの写真を参考に描き加えています。ちなみに、窓の下二枚分は、校舎ができた当初はすりガラスだったそうです。そうした発見も絵を描く楽しさの一つですね。

窓を描いているうちに、運動場に生えている木も必要になったので、そちらも部分的に描きました。太い幹と大きな葉を見ていると、街路樹によくあるプラタナスではないかと思います。校舎と木が一緒に画面に入ると、少しずつ風景らしくなってきます。
今日ですくすく団の写真は最後になります。
最後はD班「DAISKI二名」です。


2学期も、すくすく団の楽しい思い出を作っていきましょう。
8月9日から紹介してきた暑中見舞い・残暑見舞いシリーズですが、明日が最終回です。最後を飾るのは、先生たちです。明日もぜひ御覧ください。
今日は、6年生の学級レクリエーションが行われました。
13時過ぎ、6年生や中学生、下の学年のきょうだい、保護者の皆様が徐々に集まり、荷物を車から運び込みます。まずは図書館で説明会。

その後、子どもたちは頭にはちまきのようなリングをつけ、金魚すくい用のポイを取り付けて準備完了。



いよいよ全員による水鉄砲を使ったゲームのスタートです。



最初は思いきり走り回っていた子どもたちも、次第に慣れて、距離をとりながら狙いを定めて楽しそうに水を掛け合っていました。着替えを持参しているので、びしょ濡れになっても大丈夫です。





遊び終えた後は、運動場で記念撮影をしました。参加者全員での写真、6年生だけの写真、そして家族ごとの写真と、笑顔いっぱいのひとときになりました。



続いてはバーベキューです。保護者の皆様に、道具や食材の準備、火起こしまで整えていただき、子どもたちはブルーシートに座って自分たちでつくったおにぎり、焼いていただいたお肉などをおいしそうにいただきました。食後にはマシュマロ焼きに夢中になり、あちこちから歓声が上がっていました。













この後はさらにゲームや夜の学校宿泊も予定されています。子どもたちにとって忘れられない一日になりそうです。準備にご協力くださった皆様、本当にありがとうございました。
帰り道、三間町内のコンビニに寄ると「二名小学校6年生 全国大会出場おめでとう」という三間剣道会からのお祝い看板が掲示されていました。

子どもたちの活躍を地域の皆様に温かく応援していただいていることを改めて感じました。
今日はB班「Back to the future FUTANA」です。


明日はC班です。お楽しみに。
鉛筆での下書きも、いよいよ最終段階に入りました。

今回は、校舎の外壁に横貼りされていた板のラインを描き込みました。影も加えましたが、板の厚みに合わせて影の形がわずかに変化し、それが立体感を生み出します。

また、校舎2階から伸びていたストーブの煙突も描き足しました。(1階の煙突は外された時の写真を使っています。)


昭和40年頃、小学校のストーブといえば石炭(ダルマ)ストーブだったかもしれません。火をつけるのは簡単ではなく、上級生になると「ストーブ当番」が回ってきて、苦労しながら火を起こしたという話もあります。二名小でも、きっとそんな冬の朝があったのでしょうね。
当時、宇和島の鉄道ではまだ蒸気機関車が走っていたそうです。学校のすぐ前で聞こえる汽笛の音と、駅近くに漂う石炭の香り。和霊公園に保存されているSL「C12」も、昭和43年頃までは予土線を中心に力強く走っていたそうです。校舎の板壁、石炭の煙、汽笛の響き――昭和の二名小の一日が、今も静かに息づいているようです。
今日からは、異学年集団「すくすく団」の集合写真です。
トップバッターはA班「Aぇ!group」です。


明日はB班です。
今夜、三間町で納涼大会が開催されました。夜7時前、子どもたちは続々と三間支所に集合。町内小学生として参加する児童に加え、郵便局や剣道会などさまざまな団体、そして「地域盛り上げ隊」として参加してくれた中学生も加わります。二名小学校を卒業した先輩たちも元気な姿を見せてくれました。







開始を待つ間も、空はまだ明るく、昼間の暑さがじんわりと残っています。やがて、いよいよ練り踊りがスタート。






子どもたちは踊りながら三間中学校へ向かって進みます。三間中学校に近づく頃にはすっかり日が落ち、沿道に飾られた提灯の明かりが夜道を温かく照らし、お祭りの雰囲気をいっそう盛り上げていました。




会場に到着すると、各団体によるダンス披露など出し物が始まり、小学生連合も練習の成果を元気いっぱいに披露してくれました。特に、6年生の男子が踊りの輪に加わってくれた場面は、とてもうれしく、頼もしく感じました。



祭りの締めくくりは花火です。三間の夜空に咲く色鮮やかな花々が、夏の夜を鮮やかに彩りました。



地域のお祭りを盛り上げてくれた児童の皆さん、踊りをご指導くださった「輪の会」の皆様、そして温かく見守ってくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました。
今日からは、残暑お見舞いでお送りします。
第1回目は、6年生です。

個性あふれる11名です。最高学年として、二名小学校を引っ張ってくれる、頼れる6年生です。
明日からは、すくすく団の集合写真をお届けします。明日はA班です。
今日は、正面玄関と左右の植え込みあたりを描き込みました。

左右の植え込みは、この角度から確認できる写真がなく、撮影年代によって植え込み植物などの成長の具合が違うので、写真ごとに高さも形もバラバラです。何枚も見比べながら「たぶんこんな感じかな」と描いてみましたが、正確さは…?まあ、そこまで細かく覚えている方は少ないでしょうし、許していただけるのではないかと思います。

ここまで書き進めて感じたことですが、影の方向と強さが資料によってまちまちで、特に植え込みのそばにある大きな石の影をどう描くか…これはきっと、筆を持ちながら間違いなく悩むことになりそうです。
玄関の中には、鐘が釣ってあるのがわかります。私たちが小学校時代、夏休みのプール解放の時に使われていたようなタイプです。実際にこれをチャイムとして使っていたかどうか、地域学校協働活動推進員の方に聞いてみましたがはっきりとは覚えておられないそうです。玄関の反対側にはちょうど校長室に隠れて絵にはあらわされていませんが、トランペットスピーカーがついていたようですので、チャイムは放送で流れていたのかもしれません。
今日はひまわり・こすもす学級です。

ひまわり学級1名、こすもす学級2名で楽しく学習をしています。6月にはヒマワリの苗を販売したところ、102本購入していただきました。ありがとうございました。
明日は6年生です。明日からは「残暑お見舞い」に変わります。
今日は5年生です。

何でも話し合える、仲良し5人組です。バケツ稲など、米作りの勉強を頑張っています。
明日は、ひまわり・こすもす学級です。
窓の描き込みを約1時間半進めました。手前の窓は遠くの窓より大きくなるため、細部の描写もやや多めにしています。引き違い窓の重なりや、窓を支える太めの桟の立体感を表現しました。

2階の窓の外には手すりがあり、その影を窓の凹凸に合わせて描いています。

徐々に校舎全体の姿が見えてきました。これからは校舎前の植え込みや、側面に貼られた板も描き加える予定です。それらが加われば、さらにレトロな校舎の雰囲気が際立つことでしょう。
今日は3・4年生です。

3年生7名、4年生7名の複式学級です。友達同士で勉強を教え合ったり、学年を超えて遊んだりと、のびのびと生活しています。
明日は5年生です。