7月28日 二名小の絵②
2025年7月28日 08時13分ラフスケッチをもとに、スケッチブックへの本描きを始めました。これまでにも写真をもとにして昔の校舎を描いたことはありますが、今回は異なる年代の複数の写真を参考にしながら描くため、一つの作品にまとめる難しさを改めて感じています。
線は遠近感や高さを表現するために、垂直、水平だけではなくあえて斜角度をつけて描くこともあります。ただ、元になる写真がない部分については、そうした感覚をつかむのが難しいところです。過去に描いた構図の近い校舎の絵も参考にして進めました。
描き進めるうちに、校舎の魅力や特徴に改めて気づかされることも少なくありません。例えば、教室の窓からは、かつてストーブに接続されていたであろう煙突が突き出していますが、それがある時期からは1階は取り外されています。何もなかった場所に別の写真では大きく成長している木があったりと、時の流れを感じ取ることができます。
これからは、校舎の窓など、細部の描き込みに入っていく予定です。木枠の窓は、今で言えば“レトロ”な雰囲気がありますが、こうしたディテールを描き込むことで、当時の校舎らしさがより引き立つと思います。
さらに校舎の奥行きを表現するために、教室内の蛍光灯の明かりも描き入れたいと考えています。とはいえ、教室には蛍光灯がどの向きに、何本ほど設置されていたのでしょうか。あるいは、建設当初はまだ蛍光灯ではなかった可能性もありますね。