ようこそ先輩
2024年1月25日 17時29分3年生の社会で地域のことを学んでいます。今日は、二名小学校を五十数年前に卒業された先輩お二人がゲストティーチャーとして来られました。
1,2年生も地域のことを知りたいということで、3年教室に来てくれました。
青い服の先輩は、小学校1,2年生の時、音地にあった告森(こつもり)分校を卒業された方です。調べると、告森分校は昭和42年に閉校になっています。分校まで約3km、3年生以上になると、分校から本校(現在の二名小学校の場所)までさらに3kmの道のりを、当時は徒歩通学で通っていたそうです。こちらの先輩の同級生は、分校で32名、本校で74名もいたそうです。
下の写真は、左が昔の木造校舎(昭和60年)の写真で、右が今の校舎の新築の時(昭和62年)の写真です。旧校舎は、今の体育倉庫から砂場、ブランコの場所にかけてあったようです。
分校から来られたこちらの先輩は、小学校の前を蒸気機関車が通るたびに窓際に行って見ていたそうです。当時客車は4両つながれていて、入りきらない方は出入り口から少しはみ出して、両手で手すりを持って乗っていたそうです。今の予土線の様子からは想像できない姿です。大内駅のホームがかなり長いのも納得です。
松茸が食卓にたくさん出ていたことや、下校の時にすいか畑で傘の先ですいかで穴をあけていたずらをしたことなど、当時の小学生の様子をたくさん教えてくださいました。また、自宅に電気が来たのは60年ほど前で、それまでは菜種油に火をつけて明かりをとっていたという話もありました。
子どもたちは興味津々に話を聞き、たくさん質問をしました。
とても楽しい話を聞くことができました。子どもたちはさらに地元のことが好きになったようです。