1206その② 三間町人権あったかコンサート
2024年12月6日 18時25分「三間町の未来に残そう 一人ひとりの幸せを」というテーマのもと、一人ひとりの人権を正しく理解し、差別を許さない意識を高めることを目的として開催されました。
会場に入ってすぐ、人権ポスター、人権標語が掲示してありました。
講演会前の様子です。
朗読「アンネの日記」演奏「モルダウ」
朗読グループが「アンネの日記」を朗読しました。「もし神様の思し召しで生きることが許されるなら…私はきっと世の中のため、人類のために働いてみせます。」(アンネの日記より)
アンネが果たせなかった夢と想いを受け止め、命の重みについて深く考えさせられるひとときとなりました。そして、アンネの心情に寄り添うような美しいオカリナの音色が会場を包みました。
成妙小学校4~6年生による合唱
「幸せなら手をたたこう」「まるい命」
子どもたちの歌声が、私たちが同じ地球に生きる仲間であり、一人ひとりがかけがえのない存在であることを伝えました。
人権学習発表
夏の研修会でホロコースト記念館において子どもたちが学習をしました。600万人もの命が奪われたホロコーストの歴史を資料を通じて振り返りました。
「なぜ人間はお互いに仲良く生きられないのだろう」というアンネの問いかけは、時代を超えて私たちに響きます。
第2部では兵庫県伊丹市生まれの兄弟アコースティックユニット「ちめいど」さんを招き、人権講話・コンサートが行われました。写真撮影はできませんでしたが、お話の内容を紹介します。ぜひご家庭でも話題にされてみてください。
〇同じものを見ても、心のフィルターによって感じ方が異なることがあります。道ばたの花を「きれい」と思う人がいる一方で、気づかない人もいれば、踏みつける人もいます。この違いを生むのが「心」です。心が豊かであれば、人を苦しめるのではなく、助け合うことができるはずです。
〇命の単位や数え方とは何でしょうか。それは「時間」だと思います。「一生懸命頑張って良い一日を過ごした」と思える人は、命を大切に使っています。反対に「無駄に過ごしてしまった」と思う日は、命を粗末にしているのかもしれません。
最後のご挨拶では、これからも、一人ひとりが命の尊さを自分事として捉え、行動していきましょうというお話がありました。